副業ホットラインの豊田です。
今回のお題は「早期リタイア支援プロジェクトFIRE」。広告どおりの収入になるのでしょうか。
早期リタイア支援プロジェクトFIREはインスタの広告から紹介される投資の企画ですが、
早期リタイア支援プロジェクトFIREへの参加はオススメしません。
実際に登録した結果から、何が届いて、いくら求められるのかをお伝えします。安全な副業選びの参考になれば幸いです。
豊田 私も昔、副業で大きな失敗をしたことがあります。
副業ホットラインを続けているのは、私と同じ被害にあってほしくないからです。
「この副業に興味があった」「すでに登録してしまった」ということがあれば、私から対処法やアドバイスをお伝えできます。
正しいネットビジネスの稼ぎ方もお教えできるので、気軽に声かけてくださいね。
早期リタイア支援プロジェクトFIREは詐欺?結論
早期リタイア支援プロジェクトFIREへの参加はオススメしません。参加費に見合う稼ぎが出るとは言えないからです。
広告のいちばん上に出ているのは「実践者1,000名突破!」「スマホ一台で毎月50万円が狙える!」の2行。

毎月50万円とのことですが、誰でも同じ結果になるわけじゃないので注意してください。
豊田 スマホ一台で毎月50万円、さすがに話がうますぎませんか。
すでに登録してしまったり、読みながら何か不安があれば、いつでもLINEから聞いてください。
早期リタイア支援プロジェクトFIREとは?
早期リタイア支援プロジェクトFIREが出しているのは、スマート配当収入という名前をつけた、毎月50万円を狙えるとうたう投資の企画です。
広告は複数のURLで同じ中身が配信されていて、どれも書き出しは「知識ゼロ・スマホ1台でOK」。

初日に作って翌日から数万円。ここまで早く結果が出る投資は、私は見たことがありません。
スマート配当収入と呼んでいるものの中身
広告が配当収入と呼んでいるものの正体は、金(ゴールド)を自動で売り買いするFXのシステムでした。
配当という言葉から思い浮かぶのは、株や投資信託を持っていると年に数回もらえるお金でしょう。
ところが登録して案内される先で渡されるのは、相場を読んで自動で売買するプログラムのほう。
豊田 値上がりも値下がりもする売買を、配当と呼ぶのは無理があります。
呼び方が変わると、リスクの感じ方も変わるもの。並べるとこうなります。
| 広告での呼び方 | 実際に渡されるもの |
|---|---|
| スマート配当収入 | ゴールドを売買する自動売買システム |
| 1日数回メールをチェックするだけ | スイッチを入れたあとは完全放置 |
| 翌日から数万円の配当収入 | 相場次第で増えることも減ることもある売買損益 |
配当だと思って申し込むと、実際には相場の値動きに自分のお金を置くことになる。ここが分かれ道でしょう。
もうひとつ引っかかったのが、広告に大きく出ている「1ヶ月限定・完全無料で開催中」という表示。
この企画を紹介しているサイトには2022年7月の収益報告が載っていて、少なくとも4年前から動いていました。1ヶ月限定という表示とは合いません。
案内人の加藤浩次はテレビで見る人とは別人
広告で案内役として出てくるのは、加藤浩次という名前の男性。

同じ名前のテレビタレントがいますが、写っているのは別の方です。混同しないでください。
肩書きは「投資歴25年」「総資産5億円を誇る天才投資家」。ただ、この名前で検索して出てくるのは芸能人の情報ばかりでした。
国民生活センターも、著名人を名乗る投資の勧誘の相談が2022年度の170件から2023年度は1,629件に増えたと公表しています。
有名人と同じ名前が広告に出ていたら、その人が本当にその人なのかを先に確かめてください。

広告いわく、やることは3ステップだけ。実際に登録すると、最初に言われたのは別のことでした。
早期リタイア支援プロジェクトFIREのLINE登録で届く案内
早期リタイア支援プロジェクトFIREに登録して最初に届いたのは、2つ目のLINEに登録し直してくださいという案内でした。
まず広告のボタンから追加したのが、こちらのアカウント。

毎月50万円という広告を出している企画にしては、友だちの数がずいぶん控えめですよね。
1つ目のLINEは2つ目のLINEに送るためだけにある
追加した直後に届いたメッセージには、セミナーの申し込みは別の専用LINEで受け付けていると書いてありました。

「参加翌日から数万円の配当収入を手にする人が続出している」と書いたうえで、次のLINEへ送るだけの1通。
豊田 1通目で中身を説明せず、次の登録を求めてくるのが引っかかります。
指示どおり進むと、2つ目のアカウントに着きました。

こちらは友だちが3人。案内するたびに新しいアカウントを立てて、使い終わったら捨てているのでしょう。
あなたが今やり取りしている相手は、来月には消えているかもしれません。
申し込むと豪華3大特典のページに飛ぶ
セミナーの申し込みフォームはlstep.appというLINE配信ツールの上にあり、送信すると fire-sup-project.com という別のサイトへ飛びました。

「コージからあなたにお礼のメッセージが届いています」とあり、広告で名乗っていた加藤浩次ではなく、コージという呼び名に変わっていました。
ここまでであなたが渡したのは、LINEの友だち追加が2回と申し込みフォームの入力だけ。
肝心の「何をどう動かして毎月50万円になるのか」は、まだ一度も出てきていません。
ちなみに公式サイトとして案内されている early-retirement-project-fire.com は、開くとエラー画面のまま。
企画の顔になるページが表示できない状態で、広告だけが今も配信されています。
この先で、ようやく商品の名前が出てきます。
FIREサロンNEOで売られるFIREスピトレの実績
申し込みの先で案内されるのが、FIREサロンNEOという有料のコミュニティです。
案内ページの見出しは「ただ放置しているだけで毎日2万円の利益が発生!?」でした。

書き出しは「こんにちは加藤です。」で、これまで500名以上がFIREシステムを手に入れたと書かれています。
豊田 広告では実践者1,000名突破でしたよね、数が合っていません。
売られているものは、名前を変えながら次々に増えていました。
| 名前 | ページでの位置づけ |
|---|---|
| FIREシステム | セミナー参加者が最初に手に入れるもの |
| FIREスピトレ | 別のシステムが欲しいという声に応えて出した新作 |
| FIREサロンNEO | FIREスピトレを永続的に使えるという有料コミュニティ |
1つ買った人に、次のシステムを売る。この順番はよくある流れでしょう。
実績として出ている取引画面には出金の記録がない
案内ページに実績として貼られているのは、1か月で45万3,137円という取引画面。

見ていただきたいのは出金の欄が0という点。口座の中で数字が増えたところまでしか写っていません。
さらに、この画面に並んでいる4件はすべて同じ2026年1月9日の取引。足すと4,812円。
加藤さんが書いている「毎日平均して2万円前後」には、まったく届いていない金額でしょう。
豊田 自分で出した実績と自分で書いた金額が、4倍以上ずれています。
数字を並べると、食い違いはもっとはっきりします。
| 見た場所 | 書かれていた数字 |
|---|---|
| 広告の冒頭 | 実践者1,000名突破 |
| FIREサロンNEOの案内 | これまで500名以上がFIREシステムを入手 |
| 広告の冒頭 | スマホ一台で毎月50万円 |
| FIREサロンNEOの案内 | 放置で毎日2万円(1か月で約60万円) |
| 実績の取引画面 | 1月9日の確定分は合計4,812円 |
同じ企画が出している数字が、見る場所で変わる。ここは押さえておいてください。
月利40%を12か月続けると570万円という試算
案内ページには、10万円を月利40%で1年運用した場合という表も載っていました。

12か月後は約570万円。計算そのものは合っています。問題は、この計算を止める理由がどこにも書かれていないこと。
同じ月利40%のまま、私が先まで伸ばしてみました。
| 運用月数 | 10万円がいくらになるか |
|---|---|
| 12か月後 | 約570万円(ページに載っている数字) |
| 24か月後 | 約3億2,100万円 |
| 36か月後 | 約182億円 |
3年で182億円になる道具を持っている人が、参加費を集めて100人に配る必要はありません。
あなたに配られる時点で、この計算はどこかで止まる前提。そう考えるほうが自然でしょう。
では、そのFIREサロンNEOはいくらなのか。次で金額を出します。
早期リタイア支援プロジェクトFIREの料金は198,000円
FIREサロンNEOの参加費は198,000円。通常価格は500,000円と書かれています。

支払いは銀行振り込みかクレジットカード。分割で申し込むこともできる形でした。
豊田 30万円も引くくらいなら、最初から198,000円と書けばいいのに。
198,000円が何日で戻ってくる計算になるか
この副業情報が出している数字をそのまま使うと、198,000円は10日で回収できる計算。
| 案内ページの数字 | 198,000円を取り戻すまで |
|---|---|
| 放置で毎日2万円 | 約10日 |
| 1か月で45万3,137円 | 約14日 |
| 広告の毎月50万円 | 約12日 |
どれで計算しても、半月あれば元が取れることになります。
半月で元が取れるものを、先着100名限定にして30万円も値引きして売る。ここが不自然なところ。
本当に毎日2万円が出るなら、売らずに自分で回したほうが儲かります。
資金500万円という数字は体験談の中にしか出てこない
いくら用意すればいいのか。広告を読んでも、案内ページを読んでも書かれていません。
唯一その数字が出てくるのが、案内ページに載っている参加者の声。

資金500万円で始めた、と書いてあります。198,000円のほかに、動かすお金が別に要るということ。
しかも1週間で180万円。加藤さんの毎日2万円で計算すると1週間で14万円ですから、13倍ちかい開きがあります。
国民生活センターも、簡単に高額収入を得られるという副業や投資の儲け話について、中身を確かめられないまま契約する情報商材の相談が増えていると注意を出しています。
お金を出して学ぶこと自体が悪いとは思いません。私も自分で払って確かめてきた側。
問題は、198,000円と500万円を出したあとに何が起きるのかが、払う前には一つも示されないこと。
「もう198,000円を払ってしまった」「これから振り込むところだった」、どちらの段階でも構いません。
FIREサロンNEO以外の商材名でも大丈夫ですよ。下のボタンから、いま手元にある案内の名前を送ってください。私が中身を調べて返します。
早期リタイア支援プロジェクトFIREの口コミと評判
早期リタイア支援プロジェクトFIREの良い評判は、探すと確かに見つかります。
「わずか2か月でアルバイトの2倍、3倍の収益」「毎月110万円を超える利益」といった声を載せているサイトがありました。
ただ、そのサイトが引用元として書いていたのは「FIRE公式サイト」の一行。運営が自分で載せている声を、そのまま転記したもの。
豊田 売っている側が集めた声だけを並べても、判断材料にはなりませんよね。
同じサイトが、ネット上で見つけた声としてこう書いています。
メール確認だけで数十万稼げるとか悪質詐欺そのもの
ネット上の口コミより
賛成の声も反対の声も出ていますが、実際に198,000円を払って毎日2万円になったという報告は、私が探した限り1件も見つかりませんでした。
私のLINEに届いている相談
同じところで足が止まっている方から、副業ホットラインにも連絡が来ています。
配当って書いてあったので株みたいなものだと思って登録しました。でも説明会で出てきたのはFXの自動売買で、500万円を用意できるかと聞かれて怖くなりました。
LINE相談者さんより
198,000円をカードで払ったあと、口座に入れる資金が足りないと言われました。返金してもらえるか教えてほしいです。
LINE相談者さんより
※相談者さんには許可を得て掲載しています。
どちらの方も、参加費を払ったあとで初めて必要な資金の話を聞いた形。順番が逆でしょう。
先に198,000円を出してしまうと、あとから500万円と言われても引き返しにくくなる。誰でもそうなります。
申し込みが終わった直後に出るのは、豪華3大特典をお受け取りくださいという画面でした。

特典を受け取る流れに乗っているうちに、話は次の支払いへ進んでいきます。
では、そのお金を払う相手はどんな会社なのか。運営元の記載を見ていきましょう。
早期リタイア支援プロジェクトFIREの運営会社と特定商取引法の記載
販売しているのは、IDEAS GROVE PTE.LTD.というシンガポールの会社です。
特定商取引法(ネット販売のルール)のページには、この中身が書かれていました。

| 項目 | ページの記載 |
|---|---|
| 販売業者 | IDEAS GROVE PTE.LTD. |
| 所在地 | 1 Coleman Street #10-06 The Adelphi Singapore 179803 |
| 電話番号 | 記載なし |
| 責任者名 | 記載なし |
| 支払い方法 | 銀行振込・クレジットカード |
| 商品の引き渡し | 代金の支払い確認後、5営業日以内 |
先に払って、届くのは最大5営業日後。連絡先として書かれているのは住所だけで、電話番号もメールアドレスも見当たりません。
豊田 もめたとき、あなたはシンガポールの住所に手紙を出すことになります。
金融庁の登録一覧にこの会社名はない
自動売買のシステムを売って助言まで行う場合、日本では金融庁への登録が要ります。
そこで金融庁が公表している免許・許可・登録等を受けている業者一覧から金融商品取引業者の名簿を開き、社名を検索しました。
IDEAS GROVE という名前は、そこに載っていません。
金融庁は無登録で金融商品取引業を行う者の一覧も出していて、そこにも今のところ載っていない状態。
載っていないから安全、ということではありません。登録がない相手とのやり取りは、行政の窓口が使えないという意味になります。
消費者庁もSNSなどを通じた投資や副業のもうけ話について、支払う前に相手を確かめるよう呼びかけています。
返金の説明が2か所で逆になっている
いちばん引っかかったのがここ。同じ会社のページの中で、返金の説明が正反対になっていました。

| 書いてある場所 | 内容 |
|---|---|
| 特定商取引法の表記 | 返金規約を全て満たした場合に限り全額返金 |
| 利用規約 第9条 | 理由の如何を問わず、既に支払われた代金は返金されない |
| 利用規約 第9条 | クーリングオフ制度は適用されない |
| 利用規約 第8条 | 分割払いの未払い分は、最終的に本人が支払う責任を負う |
上の表記を見て申し込んでも、契約の本文では返さないと書いてある。198,000円は、振り込んだ時点で戻らないものと考えてください。
分割で申し込んだ場合も同じ。途中でやめても、残りの引き落としは止まらない決まりになっています。
この販売業者の名前は、以前に調べたATOM8という副業情報でも同じでした。そちらも先に払う形で、日本の連絡先は書かれていません。
同じ相手に、名前の違う商品でもう一度お金を出すことになる。ここまでが、私が確かめられた範囲。
早期リタイア支援プロジェクトFIREはオススメしません|まとめ
早期リタイア支援プロジェクトFIREを調べた結果、参加はオススメしません。

理由は、次の5点。
- 広告は配当収入と書いているが、渡されるのはゴールドの自動売買
- 参加費198,000円のほかに、体験談では資金500万円が必要
- 実践者の人数も1日の利益も、見る場所によって数字が変わる
- 特商法の表記に電話番号も責任者名もない
- 返金は特商法と利用規約で逆のことが書いてある
投資でお金を増やすこと自体を止めるつもりはありません。ちゃんと登録した国内の会社もありますから。
見るべきなのは、払った額に見合う稼ぎが出るかどうかの1点だけ。
FIREで検索してこの記事に来た方は、その1点をもう疑っている。だから最後まで読み進めたのでしょう。
豊田 その引っかかり、そのまま信じていいですよ!
私が借金を1,000万円まで膨らませたのは8年以上前。当時も、月にいくら増えるかの話ばかり聞かされました。
用意する資金の話が最後まで出てこなかったのも同じ。下の子が生まれた直後で、翌月の返済しか頭になかった頃のこと。
断り切れずに申し込んだ先が3つ重なって、気づいたときには毎月の返済だけで手取りが消えていました。
私が引き返せた理由は単純で、申込書を家に持ち帰る決まりを自分に作っていたから。強かったわけではありません。
「セミナーの予約を入れたが、まだ払っていない」
「カードで198,000円を払ってしまった」
「資金を用意するように言われて困っている」
どの段階でも歓迎です。FIRE以外の商材名でも構いませんよ。気になっている名前を1つ送ってもらえれば、私が中まで調べて返します。
配当や自動売買をうたう投資の話は、毎月のように新しいものが出てきます。見た目だけで安全かどうかを判断するのは、正直むずかしいでしょう。
実際に私が手を動かして続けているやり方のほうは、そのまま共有できますよ!
いま急ぎの用がなくても平気ですよ。追加さえしておけば、私が次に中まで見てきた分は黙って流れていきます。
ひとことで十分。読んだら私のほうから返事を書きますね!
豊田 同じ思いをする人を、一人でも減らしたいので!

読み込み中...