副業ホットラインの豊田です。
今回のお題は「VALKYRIE」。AIにおまかせで、本当にお金が増えるのでしょうか。
VALKYRIEはインスタで流れてくるAI投資の広告です。
VALKYRIEに参加するのはやめておきましょう。
安全な副業選びの参考になれば幸いです。広告のページと、登録した先の説明ページを、並べて見比べてみました。
豊田 私も昔、副業で大きな失敗をしたことがあります。
副業ホットラインを続けているのは、私と同じ被害にあってほしくないからです。
「この副業に興味があった」「すでに登録してしまった」ということがあれば、私から対処法やアドバイスをお伝えできます。
正しいネットビジネスの稼ぎ方もお教えできるので、気軽に声かけてくださいね。
VALKYRIEは詐欺?中井耀志のAI投資の結論
VALKYRIEへの参加はオススメしません。投資と呼んでいる中身が公営ギャンブルで、賭けた総額の7割台しか参加者に戻らない仕組みだからです。
登録後の説明ページの一番上には「たった1度の起動で月間8300万円の利益ポテンシャルが銀行口座に自動分配」と出ています。

月間8300万円なら、1年で10億円。誰でも同じ結果になるわけじゃないので注意してください。
豊田 自動で分配される8300万円は、どこから出てくるのでしょうか。
実際に登録検証した結果から、詳しい内容や料金についてまで解説していきます。
すでに登録してしまったり、読みながら何か不安があれば、いつでもLINEから聞いてください。
VALKYRIEとは?中井耀志が案内するAI投資
VALKYRIEが配っているのは、AIが公開データを整理してくれるという触れ込みの、全3本の無料レクチャー動画です。
広告のページに大きく出ているのは「シンAI資産形成術」という言葉。

案内役は中井耀志。肩書きはVALKYRIE開発者、プロジェクト発起人。
| 項目 | 確認できた中身 |
|---|---|
| 商材名 | VALKYRIE(ヴァルキリー) |
| 案内役 | 中井耀志 |
| 広告での呼び名 | シンAI資産形成術 |
| 登録の窓口 | 公式LINE |
| 販売元 | 株式会社Lifinity |
豊田 AIが整理してくれる、と言われると急に賢そうに聞こえますよね。
その広告ページの下のほうに、見逃せない一文があります。
VALKYRIEの広告は資産形成商品ではないと書いている
同じ広告の下部に置かれているのが「VALLYRIEは、資産形成商品ではありません」という但し書き。

上の見出しは「シンAI資産形成術」、下の但し書きは「資産形成商品ではありません」。同じ1ページの中で打ち消しています。
こういう打ち消しの表示については、消費者庁が景品表示法のページで考え方を示しています。小さく書けば済む話ではありません。
もうひとつ、広告に出ている説明の言葉づかいも変です。

「選手情報や過去の結果」を分析して、「参加する」か「見送る」を決める。株や為替の話なら、選手も参加も出てきません。
では、登録すると何が届くのか。
VALKYRIEのLINEに登録して届いたメッセージ
VALKYRIEのLINEを追加すると、広告とは温度がまるで違う金額が最初のメッセージで飛んできます。
友だち追加の画面に出ていたアカウント名は「公式「中井耀志」VALKYRIE」。

顔写真も出ていて、ここまでは丁寧な見た目。
追加した直後の1通目に付いてきた画像が「たった1度の起動で月間8300万円の利益ポテンシャルが銀行口座に自動分配」。

広告では「資産の増加を示唆しない」と書いていた運営が、登録した途端に8300万円と言い出します。
豊田 広告と登録後で、言っていることが逆なんですよ。
その先に案内されるページは、さらに強気。
VALKYRIEの説明ページは無敗投資の完全上位互換とうたう
LINEから開く説明ページの見出しは「無敗投資の完全上位互換」と「たった1度の起動で市場売上1000億円を半永久的に自動分配」。

「世界初・期待値変動型AI搭載」「投資家未参入のブルーオーシャン市場解禁」「ノーリスク投資の最高傑作」。
| 見た場所 | 書かれていること |
|---|---|
| 広告ページ(下部) | 資産の増加を示唆したり、保証したりするものではありません |
| LINEの1通目 | 月間8300万円の利益ポテンシャルが銀行口座に自動分配 |
| 説明ページ | 無敗投資の完全上位互換/ノーリスク投資の最高傑作 |
同じ運営が、上と下で真逆のことを言っています。ここまで開きがあると、どちらを信じればいいのか分かりません。
では、その市場とは何なのか。
VALKYRIEの投資市場はオートレース
VALKYRIEが投資市場と呼んでいるのは、オートレースです。動画のなかで運営自身がそう名指ししています。
説明ページから見る第2弾の動画で、「このあと遂にVALKYRIEの投資市場が明らかに」というテロップの直後に出てくる言葉が「オートレースです」。

投資ではなく、公営ギャンブル。オートレースが始まったのは1950年なので、「76年間」という数字とも合います。
同じ動画には、カジノのバカラの説明も出てきます。

「純粋に張り方の巧拙が勝敗を左右するゲーム」。運営の言葉でも、これは投資ではなく賭け方の話でしょう。
豊田 資産形成術という名前で案内されたものが、車券を買う話でした!
市場の名前が分かると、広告の数字の意味も変わってきます。
オートレースの払戻金は法律で売上の7割台と決まっている
オートレースは法律で運営のルールが決まっている競技。
小型自動車競走法の第16条第1項に、払戻金の総額は勝車投票券の売上金の「百分の七十以上経済産業大臣が定める率以下」と書いてあります。
言い換えると、賭けたお金のうち参加者全体に戻るのは7割台。残りは主催者の取り分です。
| 賭けた額 | 参加者全体に戻る目安 |
|---|---|
| 100円 | 70円台 |
| 1万円 | 7,000円台 |
| 10万円 | 7万円台 |
AIの精度がどれだけ高くても、この割合は動きません。張る回数が増えるほど、削られる額が積み上がるだけでしょう。
申し込みページには「1日の回収率は150%」「1レースわずか3分」「1日最大20チャンス」と書いてあります。1日20回張って、そのたびに7割台へ削られる計算です。

競馬の世界でも、JRAが悪質な予想・情報提供業者への注意を出しています。予想を売る商売そのものは昔からありますが、投資と呼び替える必要はどこにもありません。
VALKYRIEの広告の20歳以上が中身を示している
広告ページに戻ると、AIやスマホのアイコンと並んで「20+ 成人の方限定」という表示があります。

日本の成人年齢は18歳。投資や副業のサービスが、20歳で線を引く理由はありません。
小型自動車競走法の第13条には「二十歳未満の者は、勝車投票券を購入し、又は譲り受けてはならない」とあります。広告のなかで唯一、中身と噛み合っている記載でしょう。
豊田 20歳で切っている時点で、答えが出ていますよ。
では、運営が自分で出している実績はどうなっているのか。
VALKYRIEの取引履歴は21回のうち15回が負け
VALKYRIEは無敗をうたっていますが、運営自身が載せている取引履歴は21回のうち15回が負けです。
申し込みページには、利用者のものとされる3月の取引履歴が日付ごとに並んでいます。総利益額の表示は1,745,670円。

画面に出ている21行のうち、投資額がそのままマイナスになっている行が15行。勝っているのは6行だけです。
| 3月25日から31日の内訳 | 回数 |
|---|---|
| 利益が出た日 | 6回 |
| 投資額がまるごとマイナスの日 | 15回 |
| 合計 | 21回 |
勝率にすると3割を切ります。「無敗投資の完全上位互換」という見出しとは、まるで別物!
豊田 無敗どころか、7割は外していますね。
数字はもうひとつ、おかしなところがあります。
VALKYRIEの明細を足すと月の総額を超える
表示されている21行を、電卓で足してみました。
| 計算した中身 | 金額 |
|---|---|
| 勝った6回の利益 | 1,890,510円 |
| 負けた15回の損失 | 52,000円 |
| 差し引き | 1,838,510円 |
| 画面上部の「3月総利益額」 | 1,745,670円 |
明細に出ているのは3月25日から31日までの7日分だけ。それを足しただけで、月の総額より9万2,840円多くなります。
残り24日ぶんを足したら、上の合計はさらに離れるでしょう。読者が自分で電卓を叩けば、その場で分かる食い違いです。
これで料金の話に入る準備が整いました。
VALKYRIEの料金は198,000円から267,000円
VALKYRIEの参加費は税込198,000円から267,000円で、いくらになるかは特定商取引法のページを見ても確定しません。
特定商取引法(ネット販売のルール)の表記に書かれていた販売価格が198,000〜267,000円(税込)。

幅は6万9,000円。何をすると上の金額になるのか、どこにも書いてありません!
豊田 値段の幅だけ先に見せられても、判断のしようがないですよね。
もうひとつ、返金の条件も読んでおきましょう。
VALKYRIEの全額返金保証はシステムが起動しないときだけ
申し込みページには「全額返金保証」の帯が大きく出ています。条件を読むと、想像とは違いました。
返金の対象はセットアップ代行サポートを使ってもシステムの起動が完了できない場合だけ。

| 返してもらえる場合 | 返してもらえない場合 |
|---|---|
| 参加から30日以内に起動できなかった | 起動したが車券が当たらなかった |
| 遠隔のセットアップ代行を使ったうえで動かなかった | パソコンの性能やOSが原因で動かなかった |
起動しさえすれば返金の対象外。稼げなかったという理由は条件に入っていません。
さらに細かい注意書きに、返金の申請期限は役務提供期間が終わってから7日以内とあります。サポート期間は6か月なので、30日以内に動かないと分かっても、申請できるのは半年後の7日間。
分割払いで参加した人は、自分から退会しても残金の支払い義務が残る、とも書いてあります。
通信販売にクーリングオフの制度がないのは消費者庁の通信販売のページのとおり。だからこそ、払う前に決めるしかありません。
「もう申し込んでしまった」という方は、カード払いなら支払いを止められる場合があります。今の状況を一言だけ送ってもらえれば、そこから一緒に考えられますよ。
VALKYRIEが約束する先着100名と利益分配1000万円
VALKYRIEの申し込みページは、先着100名という枠と、専用パソコンの無料配布で急がせてきます。
ページの上部に並んでいるのは「PC配布・インストール代行」「利益は現金 即日入金」「利益分配 1000万円」の3つのバッジ。

理由として書かれているのが「サポート品質保持および利益保守の観点より」。
その少し下に、金色の枠で「全額返金保証」。

「あなたのリスクをゼロにしたい」と書いてありますが、実際の条件は先に見たとおりです。
豊田 リスクをゼロにと言いながら、外れた車券は返ってきません。
急がせる材料は、まだあります。
VALKYRIEの最低投資額100円は車券の値段と同じ
申し込みページには「しかも最低投資額はたったの100円から」という一文。
100円から始められると聞くと、気楽に思えますよね。ところが、オートレースの勝車投票券はもともと100円単位で売られています。
投資の最低額が100円になっている理由は、AIの性能ではありません。買う対象が車券だから、それ以下の単位が存在しないだけ。
「1日最大20チャンス」も同じ話でしょう。1日に20レース張れば、そのたびに7割台へ削られる回数が20回になります。
さらに「勝てる場面に資金の80%以上を自動で投下し続ける」とも書いてあります。当たると分かっている場面に8割を張れるなら、それはもう予想ではありません!
豊田 当たるレースが事前に分かるなら、そもそも車券を売る側が困りますよ。
材料がそろったところで、実際の声を見てみましょう。
VALKYRIEの口コミ・評判で見つかった声
VALKYRIEに参加して稼げたという報告は、運営のページの外では1件も見つかりませんでした。
まず良い評判のほうから。申し込みページには、参加者のインタビューが写真つきで載っています。
柴田小春さん58歳・会社員、大谷健介さん55歳・飲食店経営、山本千秋さん59歳・主婦。それぞれ毎月140万円、毎月170万円、先月は210万円という数字が並びます。

質問は3つとも運営が用意したもので、内容はすべて運営のページの中で完結しています。
ネット上でも「中井耀志」「VALKYRIE」で調べましたが、実際に参加した人が金額を出している書き込みは見当たりませんでした。検証サイトが1件、広告の文言に疑問を投げているだけ。
私のLINEにも「インスタで見たAI投資に登録したが、動画がオートレースの話だった」という相談が届いています。登録して初めて中身を知ったという点は共通していました。
ひとつ、公平に書いておきたいことがあります。オートレースの予想を売る商売そのものは、昔からある正規のビジネスです。当たる予想を有料で配ること自体に問題はありません。
ひっかかるのは、それを投資と呼び替えて、20万円前後を先に払わせている点。予想が外れても返金の対象にならないなら、払った側に残るのは車券の負けだけでしょう。
「毎月140万円」という数字を出すなら、外れた月の履歴も一緒に出せるはず。運営のページに並んでいるのは、勝った月の話だけです。
豊田 毎月140万円が本当なら、参加者のほうから声が出てくるはずでしょう。
最後に、お金を払う相手を確かめます。
VALKYRIEの販売元は株式会社Lifinity
VALKYRIEを売っているのは神奈川県伊勢原市の株式会社Lifinityで、2年のあいだに社名が1回、本店が3か所変わっています。
特定商取引法のページに出ていたのは、販売者名が株式会社Lifinity、代表取締役が下田隆。

受付時間は12時から19時で土日祝は休み。連絡手段は電話とフリーメールの2つだけ。
国税庁の法人番号公表サイトで引くと、法人番号1120001264878で登記が確認できました。

指定は令和6年5月15日。できてから2年ちょっとの会社。
気になったのは変更履歴のほう。

| 日付 | 変わったこと |
|---|---|
| 令和6年5月15日 | TSK株式会社として登記 |
| 令和7年10月9日 | 株式会社Lifinityへ商号変更/大阪市生野区から中央区へ移転 |
| 令和8年4月10日 | 大阪市中央区から神奈川県伊勢原市へ移転 |
2年のあいだに名前が1回、住所が3か所。会社が移転すること自体は普通ですが、返金を求める相手の住所が、この短さで3回変わっているという事実は知っておいてよいでしょう。
サポート期間は6か月と書いてありました。半年後に連絡を取ろうとしたとき、同じ住所に会社があるかどうか。過去2年の記録を見るかぎり、そこは読めません。
| 確認できたこと | 確認できなかったこと |
|---|---|
| 法人の登記(法人番号1120001264878) | 中井耀志という人物の経歴 |
| 販売価格 税込198,000円から267,000円 | 上限の金額になる条件 |
| 返金保証の条件 | 参加者が実際に出した年間の収支 |
国民生活センターももうけ話に関する相談で、簡単に高額の収入が得られるという勧誘に注意を呼びかけています。
ここまで確かめた内容を、最後にまとめます。
VALKYRIEはオススメしません|まとめ
VALKYRIEは、参加をやめておきましょう。
確認できたのは、次の4点です。
- 投資と呼んでいる中身はオートレースで、払戻金は法律で売上の7割台と決まっている
- 運営が出した取引履歴は21回のうち15回が負けで、無敗という見出しと合わない
- 参加費は税込198,000円から267,000円、返金はシステムが起動しないときだけ
- 販売元は2年で社名1回・本店3か所が変わっている

AI投資という言葉に引っかかりを覚えて、名前で検索してみた。その動き方は正しいですよ。レクチャー動画を3本見終えた後だと、断るほうに気力が要りますからね。
私も昔、勝率9割という触れ込みのツールに手を出しました。妻に相談できないまま、貯金を崩して払った20万円ちょっと。届いたのはインストールの手順書と、担当者を名乗る人のLINEだけ。
3か月で残ったのは、動かなくなったソフトと、消えた入金の記録でした。返金の条件を読んだのは、そのあと。起動しなかった場合に限ると書いてあり、私のケースは対象外だと知りました。
止めてくれる人が一人でもいたら、と当時は本気で思ったものです。いまは私がその側に回っています。
「LINEを追加して、動画を見ている途中」
「先着100名という文字を見て焦っている」
「もう参加費を振り込んだ」
どの段階でも大丈夫ですよ。VALKYRIE以外でも歓迎します。迷っているサービスの名前を、ひとつ挙げてもらえれば十分。私のほうで中まで確かめて、そのまま返事しますね。
AIという言葉を看板にしたサービスは、毎週のように別の名前で立ち上がります。広告の見た目だけで、まともなものとそうでないものを分けるのは正直むずかしい。中身は登録しないと出てこないからです。
私のほうで実際に回して、毎月の数字が読める状態になっているものなら、遠慮なく共有しますよ!
いますぐ始める気がなくても構いません。友だちに追加しておけば、私が中まで確かめたサービスの話が、そのまま流れていきますからね。
豊田 同じ思いをする人を、一人でも減らしたいので!
ひとことで大丈夫ですよ。読んだその日のうちに、私からお返しします。

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