副業ホットラインの豊田です。
今日取り上げるのは「株式会社集」。全員に31,000円という案内が本当なのか、それとも近づかない方がいいのかを詳しく解説していきます。
株式会社集はInstagramやLINEの広告から紹介されるスマホの副業ですが、
株式会社集の副業に、電話番号を渡すのはオススメしません。
広告から申し込みページ、特定商取引法のページまで開いて突き合わせました。番号を書き込む前に見ておきたい点を出します。
豊田 私も昔、簡単に稼げるという言葉を信じて、まとまったお金と時間を失った経験があります。
副業ホットラインを続けているのは、あのころの自分と同じところで足を止める人を減らしたいからです。
「スマホでできる副業を探している」「もう電話番号を送ってしまった」という不安があれば、私が全力でお答えします。
次にどう動けばいいかまで一緒に決められますので、LINEから気軽に声をかけてください。
株式会社集の副業は詐欺か|結論
株式会社集を詐欺と呼べるだけの材料は、私の手元にありません。ただ「全員に31,000円」と読める案内の中身が、条件つきの制度だったので、登録は見送ってください。
申し込みページの顔になっているのが、この画面。

「お仕事をはじめた方 全員対象 31,000円 プレゼント」。ページで一番大きな文字!
ところが同じ会社の特定商取引法(ネット販売のルール)のページでは、現金の話がまるで違う。
書いてあったのは、60日以内に15万円以上の収益が確定した人だけという条件。しかも金額は31,000円ではありません。
豊田 広告の文字と、規約の文字が真逆を向いているわけです。
もちろん反対の見方もあります。ネット上には「無料で始められるのだから、話だけ聞いても損はない」という声もありました。
ただ、話を聞くために渡すのは電話番号です。仕事の中身を教えてもらう前に、番号のほうが先に相手へ届きます。
広告のどこにも、何をして10万円になるのかは書かれていません。書籍を買うことも、その値段も、進んでいく途中では出てこない。
先に出す情報と、後に回す情報がはっきり分かれているのがこの副業の特徴でした。
この案内で足が止まっている方の声が、私の手元にも集まってきました。副業のことでもお金のことでも構いません。
下のボタンから、私に直接聞いてもらえます。
株式会社集の広告から進むと最初に書かされること
株式会社集の広告は、Instagramの投稿やLINEのメッセージから流れてきます。
私のところへ届いた案内は、女性名のアカウントから紹介される形でした。

「スマホ1台で10万円!?」「CMを見て…」。テレビCMの画面が載っていて、その下に「本日収益 受け取り可能」の帯。
仕事の中身は、この時点でまだ何も書かれていません。
どのCMを、どこで、何回見れば10万円になるのか。作業の説明が一行もないまま、ボタンだけが並びます。
「本日収益 受け取り可能」という帯は、今日から入るという読み方もできるでしょう。ただ、何をした結果の収益なのかは書いてありません。
参加フォームで求められるのは氏名と電話番号
ページを下までスクロールすると、参加フォームが出てきます。
入力欄は、こちら。

氏名と電話番号の2つだけ。メールアドレスは聞かれない。
何をして10万円になるのか、いくらかかるのか。そのどちらも分からないまま、電話がかかってくる先だけを渡すことになります。
自分の番号を先に差し出すのは、正直こわいですよね。
豊田 仕事の説明より先に番号を集める順番は、後から効いてきます。
私のLINEには「登録したら知らない番号から何度もかかってきた」という相談も届いています。
もう番号を送ってしまった方も、この先の流れを知っておけば構え方が変わるでしょう。
株式会社集の31,000円は全員がもらえるわけではない
株式会社集の現金プレゼントは、参加すれば全員に配られるものではない。
まず、キャンペーンの説明として書かれているのがこちら。

「一定の条件を満たした場合に現金を受け取ることができる制度」。広告の「全員対象」とは、ずいぶん温度差があるでしょう。
特定商取引法に書かれている現金の条件
条件の中身は、その少し下に金額つきで並んでいます。

| 60日以内に確定した収益 | 受け取れる現金 |
|---|---|
| 15万円 | 18,000円 |
| 18万円 | 26,000円 |
| 25万円 | 38,000円 |
| 30万円 | 51,000円 |
| 35万円 | 61,000円 |
先に15万円を稼いだ人が18,000円。31,000円という金額は、この表のどこにもありません。
しかも申請は一人一度限り。複数の条件を満たしても、高いほうが1つだけ。
つまり「31,000円プレゼント」は、先に15万円から35万円を自力で稼いだ人へのお礼という制度でした。
これから始める人が受け取れる保証は、どこにも書かれていない。
体験ページでは2,000円のチャンスに変わる
金額はもう一度動きます。LINEから案内される体験ページを見てください。

「動画を見るだけで2,000円GETのチャンス」。10万円が2,000円になり、しかも「チャンス」に後退!
見た場所ごとに金額を並べると、こうなりました。
| 見た場所 | 提示されていた金額 |
|---|---|
| 広告のトップ | スマホ1台で10万円 |
| 申し込みページ | 参加者全員対象 31,000円 |
| 体験ページ | 動画を見るだけで2,000円のチャンス |
| 特定商取引法 | 15万円稼いだ人に18,000円 |
同じ商品の話とは思えないでしょう。読む場所を変えるたびに、金額の意味まで変わっていきます。
豊田 大きい数字が広告に出て、条件のほうは規約の奥に置かれていますね。
私のLINEにいただいた情報によると、体験ページの動画はテレビCMを再生するだけのもので、視聴後に「LINEで受け取る」ボタンを押してスクリーンショットを送る流れだったそうです。
似た流れは、以前に調べたtappyのCM再生の副業でも見ました。あちらも案内される金額が場所ごとに食い違っていた商品。
金額の話が動く商品は、あとで「聞いていた話と違う」が起きやすい。
株式会社集のアンケートはお金の事情から聞いてくる
株式会社集の現金を受け取るには、アンケートに答える必要があります。
「受け取り申請の為に下記のご回答をお願い致します」と書かれたページで、質問は10問以上。
前半は年代・性別・都道府県・職業といった内容。問題はその後ろでした。

ひと月の支出として並ぶ選択肢に、「ローン(住宅・車)」「返済(借金・リボ払い)」!
次の設問が、決済方法。そしてその先が、こちら。

持っているクレジットカードのブランド。過去のローンの利用歴。選択肢には銀行カードローン、クレジットカードのキャッシング、消費者金融が並びます。
最後は「将来に向けて取り組んでいること」。株式投資・投資信託・仮想通貨・不動産・NISA・預貯金・保険から選ぶ形でした。
聞かれている内容を整理すると、次のとおり。
| 聞かれた内容 | 選択肢に出てくるもの |
|---|---|
| ひと月の支出 | ローン、借金やリボ払いの返済 |
| よく使う決済 | クレジットカード、キャリア決済 |
| カードのブランド | VISA、Mastercard、JCBなど |
| 過去のローン | 銀行カードローン、キャッシング、消費者金融 |
| 将来の取り組み | 株式投資、仮想通貨、不動産、預貯金 |
現金3万1,000円を配るのに、借入の履歴とカードのブランドを揃える必要があるのか。理由の説明は、どこにもありませんでした。
豊田 答え終わったころには、いくらまで払える人かが相手に伝わっているでしょう。
電話番号を渡すこと自体を悪いとは考えていません。番号も、電話での説明も、普通の商売でごく当たり前に使われるものです。
引っかかるのは順番のほう。仕事の中身を説明する前に、支払い能力だけが先にそろうという点。
私のLINEには「電話のあとで高額なプランとローンの話をされた」という相談も届いています。
もう答えてしまった方も、これからの方も、いまの立ち位置を教えてもらえれば道筋を出せます。
株式会社集に載る成功例は現金と引き換えの掲載同意つき
株式会社集のキャンペーンには、現金を受け取るための条件がもう2つ付いていました。
特定商取引法のページに、そのまま書いてあります。

3つ目に書いてあるのが「回答内容の当サイトへの掲載に同意すること」!
つまり、こういうことになります。
- 現金を受け取れるのは、先に15万円以上を稼いだ人だけ
- その人はアンケートに答えて、掲載に同意することが条件
サイトに並ぶ「稼げた人の声」は、現金と引き換えに提供された、稼げた人だけの回答という組み立て。
稼げなかった人の回答は、そもそも集まらない。条件を満たしていないので、申請の対象外だからです。
豊田 うまくいった人の声だけが集まる仕組みが、規約に先に書いてあるわけです。
体験談を集めること自体は、どの会社もやっていること。私も相談者の声を記事に載せています。
ただ、成功者だけに現金を払って掲載の同意を取ると決めておくのは、話が別。読む側は、その前提を知らないまま数字を見ることになります。
株式会社集が売っているのは書籍とPDF
ここまで一度も出てこなかったのが、肝心の商品名。
特定商取引法のページを読むと、中身が分かりました。

引き渡しはURLからのダウンロード。返金の項目には「PDFファイルの破損等により商品が正常に閲覧できない場合」という記述があり、収益保証の項目には「書籍代金を全額返金」と書かれています。
売っているのは、書籍とPDF。スマホで動くツールやアプリではありません。
販売価格が特定商取引法に書かれていない
では、その書籍がいくらなのか。値段の欄を見てください。

「弊社販売ページをご参照ください」。金額が入っていない!
支払い方法はクレジットカード決済・コンビニ決済・PayPay決済の3つ。払い方だけが決まっていて、いくら払うのかは最後まで出てこないという並びです。
教材にお金がかかること自体を、私は責めるつもりがありません。中身が伴っていれば、それは投資として成立します。
引っかかるのは、払う金額を知る手段が電話しかないところ。比べる材料を持たないまま、その場で決めることになるでしょう。
返金は収益保証制度の条件を満たしたときだけ
返金の記述は、同じページの中で2回出てきました。
まず「購入確定後のお客様都合による返金・返品・キャンセルには応じない」。
そのあとに「収益保証制度」があり、条件を満たせば書籍代金を全額返金すると書かれています。その条件が、こちら。
| 返金してもらうために必要なこと | 中身 |
|---|---|
| 期間 | 30日間、当社指定の作業を続ける |
| 結果 | 収益が1円も発生しないこと |
| 申請期限 | 商品受け渡し日から60日以内 |
| 提出物1 | 申込日時・決済日時・決済金額が分かる画面 |
| 提出物2 | 30日間のログイン履歴 |
| 提出物3 | 収益が発生していない画面 |
1円でも収益が出たら、返金の対象から外れる。30日間の作業を証明する画面も、自分で用意しなければなりません。
やってみて合わなかったから返してほしい、は通りません。返金の条件を作る側が、返さなくていい線も同時に引いている形です。
通信販売の表示については、消費者庁「通信販売」の説明ページに、事業者が広告に表示すべき事項がまとめられています。
払う前に金額を知りたい。その当たり前の希望が通らない商品。
株式会社集の副業の口コミ・評判を探した結果
株式会社集で検索して、実際に稼げたという声を探しました。
上位に出てくるのは、noteやブログサービスに書かれた紹介記事。どれも褒める内容で、書き手が誰なのかは分かりません。
読んでみると、広告に書いてあることをそのまま並べ直しただけの文章でした。実際に申し込んで、いくら払って、いくら戻ってきたのか。そこを書いた記事は1本もありません。
収益が確定して現金を受け取ったという報告は、1件も見つかりませんでした。
悪い声ばかりでもありません。「対応が丁寧だった」という書き込みは見つかっています。
一方で、私のLINEには具体的な相談が届いていました。
電話で本人確認をしたあと、高額なプランの話になりました。手持ちがないと言うと、ローンの説明が始まって怖くなりました
LINE相談者さんより
先に2万円が振り込まれたので信用してしまいました。そのあとで大きい金額の話が出てきます
LINE相談者さんより
※相談者さんには許可を得て掲載しています。
先に少額を受け取ると、断りにくくなる。人として自然な反応でしょう。

国民生活センターも国民生活センター「スキマ時間に気軽に稼げる等とうたう副業トラブル」で、簡単な作業をうたう副業の相談が増えていると公表しています。
情報商材そのものの相談件数は国民生活センター「情報商材」の相談件数と傾向で年ごとに確認できました。
抱え込んで決めないでください。似た内容の相談が、いくつも重なって届いています。
株式会社集と菰田嶺の運営情報を確認した
株式会社集の運営情報を、特定商取引法のページと国税庁の記録で突き合わせました。
まず、特定商取引法に書かれている内容がこちら。

| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 販売事業者 | 株式会社 集 |
| 運営責任者 | 菰田 嶺 |
| 所在地 | 東京都中央区中洲4番10号 |
| 受付時間 | 10時から21時 |
責任者として名前が出ているのは菰田嶺。この名前で検索しても、経歴や顔写真は出てきません。
副業を教える立場の人が、どんな実績を持っているのか。そこは確認できていない。
電話番号は03から始まる固定電話で、受付は10時から21時まで。夜9時まで電話を受ける体制になっています。
メールアドレスのドメインは、広告や特定商取引法のページとは別のもの。問い合わせ先が1本にまとまっていません。
株式会社集ができたのは2026年3月
会社そのものは、きちんと登記されていました。ここは先に書いておきたい点。
国税庁の法人番号公表サイトで住所の郵便番号を指定した結果が、こちら。

法人番号は1010001263214。実在する会社で、ここを疑う必要はないでしょう。
気になったのは、その先。

法人番号の指定年月日は令和8年3月3日。2026年3月3日にできたばかりの会社です。
この記事を書いている時点で、設立からおよそ半年。変更履歴も「新規」の1件だけ。
豊田 半年の会社が、60日以内に15万円という条件つきの制度を回している格好になります。
登記の住所は「東京都中央区日本橋中洲4番10号ベルファース水天宮前804」。特定商取引法の表記からは「日本橋」が抜けています。
確認できたこと、できなかったことを分けると、こうなります。
| 確認項目 | 確認できた内容 | 未確認 |
|---|---|---|
| 法人 | 法人番号1010001263214で登記あり | 事業の実態 |
| 責任者 | 菰田嶺という表記 | 経歴・実績 |
| 販売価格 | 記載なし | 実際の金額 |
| 設立 | 2026年3月3日 | 過去の商号 |
会社が実在することと、払ったお金が返ってくることは、まったく別の話。
実在の確認でできるのは「請求する相手がいる」ところまで。その相手が応じるかどうかは、規約に書いてある条件しだいです。
同じような申し込みで起きた事例は、消費者庁「インターネット消費者トラブル」の注意喚起にも並んでいました。
読む順番を変えるだけでも、見え方はかなり変わるでしょう。広告を見る前に規約を開けば、31,000円の条件は最初から分かります。
逆に言えば、広告の順番どおりに読み進めた人ほど、条件を知るのが遅くなるという組み立てでした。
株式会社集の副業はおすすめしない|まとめ
株式会社集を調べた結果、電話番号を渡すのはオススメしません。
判断の裏づけになったのが、規約に書かれたこの部分。

60日以内に15万円の収益が確定した場合は18,000円。広告の「全員対象31,000円」とは、まったく別の制度でした。
理由をまとめると、次の4点。
- 現金は先に15万円以上を稼いだ人だけで、31,000円という額は規約にない
- 受け取り申請のアンケートがカードのブランドと借入の履歴を聞いてくる
- 販売価格が特定商取引法に書かれておらず金額は電話でしか分からない
- 掲載されている声は現金と引き換えの掲載同意つき
スマホでもう少し収入を足したい。そう考えるのは、ごく自然な発想でしょう。手取りが増えない年が続いているなら、なおさら。
私も同じ入り方をしました。会社勤めをやめてネットビジネスに移った時期、目についた商品を次から次へと買い、赤ん坊がいる家で借金が1000万円を超えています。
抜け出せた理由は、才能ではありません。電話で決めずに、条件を書き出して一晩置くという癖をつけただけ!
だから番号を渡す前に確かめてください。総額はいくらか、途中でやめたらどうなるか、断ったあとの連絡はどうなるか。
豊田 同じ思いをする人を、一人でも減らしたいので!
スマホを触るだけで毎日1万円が入る話は、私の手元にありません。
ただ、私が自分の手で試して、いまも回しているもののほうであれば、順番にお話しできます。
「電話で説明を受ける前に、他の選び方も知りたい」
「もうプランの話まで進んでしまって、どう断ればいいか分からない」
株式会社集のことでなくても大丈夫。いま判断に迷っている副業があれば、名前だけでも書いて送ってください。
番号を渡す前の方も、もう払ってしまった方も同じように歓迎。連絡が早いほど、こちらから出せる案は増えるでしょう。
今すぐ聞くことがない方も大丈夫。友だち追加だけしておけば、新しく分かったことが流れてきます。
短い一言でも歓迎です。目を通して、私からお返事します!

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