副業ホットラインの豊田です。
「適職診断アンケート」は、アンケートに答えると自分に合った仕事を教えてくれるという無料の診断。
運営者情報も料金表もページにきちんと出ていて、ここまでは他の広告と違いました。
豊田 表に出ている部分だけを見ると、丁寧な作りに見えます。
問題はその先で、LINEに登録したあとに案内されるページを実際に開いて確認しました。
案内される副業への申し込みは、オススメしません。
では、適職診断アンケートのLINEに登録すると何が届くのか、案内先で見せられる報酬画面と金額、運営会社と名乗る株式会社ワイズの表示など詳しく解説していくので参考にしてください。
すでに案内された副業に進んでしまった方は、下のボタンからどこまで進んだか教えてください。
適職診断アンケートは無料だが案内先の副業に注意が必要
適職診断アンケート自体は無料で、運営者情報も表示されている状態。ここを疑う必要はありません。
診断のページがこちら。

危険なのは診断そのものではなく、そのあと案内される先です。
適職診断アンケートで確認できたのは、次の4点。
- 診断のサービスはほぼすべて無料で、料金表も出ている
- LINEの案内先で見せられる報酬画面は日別の金額を足すと合わない
- 運営会社と名乗る株式会社ワイズは、ページによって責任者も住所も違う
- 最後に案内されるのは15万円の請求書が届く副業の広告だった
豊田 最初のページが丁寧なほど、その先を見ないまま進んでしまいます!
適職診断アンケートに限らず、無料の診断から案内された副業で迷っている方はLINEからご相談ください。
案内された内容を送ってもらえれば、私が中身を見ます。
適職診断アンケートのLINEは友だち1,139人だった
診断のあと案内されるのが、「診断アンケート」というLINEアカウント。

友だちの数は1,139人。この手の広告としては、それなりの規模。
登録すると届くのが、このメッセージ。

「次のページで(名前)に合ったお仕事をご案内します!」と、名前入りで届きます。
名前が入るので診断の結果が反映されているように見えますが、診断結果そのものは最後まで届きません。
どのタイプと判定されたのか、なぜこの仕事なのか。その説明が一度も出てこないまま、次のページへ進みます。
| 順番 | 届いたもの |
|---|---|
| 1通目 | アンケートのお礼と次ページの案内 |
| 2通目 | スキマ時間が収入に変わる、と書かれたバナー |
| その後 | バナーから別サイトへ移動 |
登録から案内までにかかった時間も、ごく短いもの。アンケートに答えてから2通目のバナーが届くまで、待たされた感覚はありません。
人が結果を見て仕事を選んでいるなら、もう少し時間がかかるはず。あらかじめ用意された案内が順番に流れてきていると考えるほうが自然。
では、その「次のページ」に何が書かれているのか。
適職診断アンケートの案内先で見せられる報酬画面
バナーを押すと移るのが、「直感TAP!」というページ。

スマホの画面に「報酬残高 194,000円」。その下には日別の金額。
表示されている日別の金額を足すと残高と合わない
ここで手が止まりました。画面に出ている数字を足すと、残高を超えてしまいます。
| 表示されている日 | 金額 |
|---|---|
| 4日目 | 31,000円 |
| 5日目 | 37,000円 |
| 6日目 | 35,000円 |
| 7日目 | 40,000円 |
| 8日目 | 52,000円 |
| この5日分の合計 | 195,000円 |
5日分だけで195,000円。表示されている報酬残高は194,000円。
1日目から3日目がすべて0円だったとしても、合計が残高を1,000円上回る計算。
豊田 実際の画面なら、こうはなりません。
実際に稼いだ人の画面を撮ったものではなく、それらしく作られた画像だと考えるのが自然でしょう。
ここで示された数字が、そのままこの副業の説明になっています。
継続率99.7%という数字の母数
同じ画面には「継続率99.7%」とも。
何人のうち何人が続けたのか、母数はどこにも書かれていません。
99.7%という数字は1,000人のうち997人でも300人のうち299人でも出る数字。見た目の印象は同じでも、意味はかなり違います。
打ち消し表示や体験談の扱い方は、消費者庁の景品表示法に関する各種ガイドラインに整理されています。数字を出すなら母数も出すのが基本の考え方です。
案内先のページに書かれていた参加費用
このページを下まで読むと、参加までの手順が3つ。
① 登録 ② 公式のLINE追加 ③ 参加費用500円で全員もらえる5万円
案内先のページより
参加費用500円。
ここで初めて金額が登場。診断のページにも、LINEのメッセージにも、この500円は書かれていません。
豊田 無料で始まった話に、ここで初めて値段がつきます。
同じページには、こんな一文も。
稼ぎ方もシンプルなら、稼げる理由もシンプルなんです!
案内先のページより
その「稼げる理由」は画像で説明されているだけで、誰がどうやって報酬を払うのかという文章での説明はありませんでした。
適職診断アンケートから最後に案内される広告
さらに進むと、また別のページへ。

アドレスバーに出ているのはmuseofficial.cloudで、株式会社MUSEが出している広告。
この会社の副業は、以前に別で調べました。株式会社MUSEの副業は、500円の教材から始まって、最終的に15万円の請求書が届く流れになっています。
豊田 無料の診断から、15万円の請求書まで一本道です。
| 進んだ順番 | 表示されていたもの |
|---|---|
| 1. 適職診断アンケート | 無料の診断。料金表も表示 |
| 2. 診断アンケートのLINE | 名前入りで仕事を案内すると通知 |
| 3. 直感TAP!のページ | 報酬残高194,000円・継続率99.7% |
| 4. 株式会社MUSEの広告 | 即日50,000円もらえるキャンペーン |
診断の答えに関係なく、提携している副業へ順に送られていると見たほうが説明がつきます。
では、適職診断アンケート側はこの案内先について、どう説明しているのか。
もう1つ、地味ですが確かな手がかりも。案内先のページの申し込みリンクには、株式会社MUSEの広告と同じ形式の識別子が入っています。
読者にとっての意味はシンプルで、「直感TAP!」で払う500円と株式会社MUSEの広告で払う500円は同じ流れの中にあります。
そして株式会社MUSE側では、その500円の先に15万円の請求書が控えていました。
| 支払いの段階 | 金額 |
|---|---|
| 適職診断アンケート | 無料 |
| 案内先の参加費用 | 500円 |
| その先のプラン | 15万円から |
無料から500円、そして15万円。この階段を上る前に、案内している会社そのものを確かめておきましょう。
適職診断アンケートが案内先について書いている免責の一文
もう1つ、読み飛ばしやすい場所にも一文が。診断ページの最下部です。
本記事の内容は当サイト編集者の解釈に基づいており、すべての閲覧者が同じ経験や結果を得ることが保証されているものではございません。掲載サイト等につきましては、ご自身の自己判断・自己責任のもとでご登録・ご利用をお願いいたします。
適職診断アンケートのページより
「掲載サイト等につきましては、ご自身の自己判断・自己責任のもとで」
つまり案内した先で何が起きても、この診断の運営者は責任を負わないと先に書いてあるということ。
豊田 案内するのに責任は負わない、という立て付けです。
読者にとって意味があるのは、この一文です。診断のページに運営者情報が出ていても、その先で申し込む相手はまったく別の会社になります。

置かれている場所も見てください。運営者情報のボタンのすぐ上。
会社名を確かめようとして下までスクロールした人だけが、この一文を通る形。逆に言えば、そこまで下げなければ目に入りません。
| 表示 | 実際の意味 |
|---|---|
| 運営者情報あり | 診断を運営している会社の情報 |
| 特定商取引法の表示あり | 診断サービスについての表示 |
| 自己判断・自己責任 | 案内した先については関与しない |
3つ目の条件を読まずに進むと、話が食い違います。
では、その運営者情報には何が書かれているのか。
事業者ごとの表示義務については、消費者庁の通信販売についての解説にまとめられています。
適職診断アンケートの運営会社と名乗る株式会社ワイズ
診断ページの下には、運営者情報と特定商取引法(通信販売のルールを定めた法律)の表示も。

隠されてはいません。押せば内容も出てきました。

同じ会社名なのに責任者と住所が2種類ある
ところが案内先のページにも特定商取引法の表示があり、そこを開くと様子が一変。

並べると、こうなります。
| 項目 | 診断ページ側 | 案内先のページ側 |
|---|---|---|
| 事業者の名称 | 株式会社ワイズ | 株式会社ワイズ |
| 運営統括責任者 | 安部護 | 大原哲男 |
| 所在地 | 東京都渋谷区本町5-36-4 | 大阪府大阪市西成区千本北2-15-4 |
| 電話番号 | 080-8116-1659 | 080-7743-9181 |
会社名だけが同じで、責任者も住所も電話番号も別です。
豊田 同じ会社なら、責任者が2人いる説明が要ります。
渋谷区の株式会社ワイズは2015年から登記されている
国税庁の法人番号公表サイトで、両方の住所を照会。

渋谷区の住所に登記されているのが、法人番号2011001096025の株式会社ワイズ。

登記は平成27年(2015年)10月5日で、10年近く住所も社名も一度も変わっていません。
渋谷区の株式会社ワイズが今回の広告と関係あるかどうかは、確認できませんでした。10年同じ場所で続いている会社であり、まったく無関係である可能性も十分にあります。
一方、案内先に書かれていた大阪の住所はどうなのか。

その郵便番号で「ワイズ」を検索しても、1件も出てきません。
登記の確認は国税庁 法人番号公表サイトの株式会社ワイズの情報から、誰でも同じ手順でたどれるはず。
では、適職診断アンケート自体はどんなサービスとして提供されているのか。
会社名だけで安心せず、住所と責任者まで一致しているかを見てください。書かれている住所にその名前の法人が無ければ、そこで一度止まる理由になります。
適職診断アンケートが用意しているサービスと料金
まずは診断そのものの中身から。ページには目的も書かれていました。

そして、料金表もそのまま掲載。
| 内容 | 料金 |
|---|---|
| アンケート診断 | 無料 |
| LINE相談 | 無料 |
| 情報配信 | 無料 |
| 交流LINE招待 | 無料 |
| オンラインレッスン | 有料 |
有料なのはオンラインレッスンだけ
有料と書かれているのは1つだけ。
ZOOMでのオンラインレッスンで、1レッスン50分・2,250円(税込)。予約制で平日10時から20時まで、という記載。
豊田 2,250円という金額の出し方は、むしろ良心的な部類です。
適職診断アンケート自体の料金に、引っかかる点はありません。問題は、ここまで見てきたLINEの案内のほうでした。
適職診断アンケートのページに書かれていた診断以外の内容
サービス表の手前には、読み物としての文章が長く配置。
見出しは「多様な働き方」「在宅ワークのメリットと可能性」「パラレルキャリア(複業)のメリット」の3つ。

内容を要約すると、こうなります。
| 見出し | 書かれていたこと |
|---|---|
| 多様な働き方 | テレワークやフレックス、副業、ジョブ型雇用などの紹介 |
| 在宅ワークのメリット | 通勤時間が不要になり、育児や介護と両立しやすい |
| パラレルキャリア | 本業以外の経験や人脈が広がる |
どれも、一般的な働き方の解説。この診断でしか読めない情報は、ここには入っていません。
豊田 読み物として長い分、下のほうまで読む人は減ります。
そしてこの読み物のすぐ下に、先ほどの免責の一文が置かれています。
診断そのものについては、答えた結果がどう扱われるのかの説明がありませんでした。何問あるのか、どんな軸で判定するのかも書かれていません。
では、実際に利用した人の声は残っているのか。
適職診断アンケートについて調べて見つかった声
ネット上を検索しましたが、適職診断アンケートそのものについての体験談は見つかりませんでした。
診断が無料で、金銭的な被害が出にくい形だからでしょう。不満が残らない分、声も上がりません。
そのかわり、案内先で申し込んだあとに困っている相談は届いています。止まるべき場所は、診断ではなくその先。

検索してもこの診断の名前が出てこないのには、もう1つ理由があります。案内先のページには、診断の名前がどこにも出てこないからです。
申し込んだ人にとって、相手は「株式会社MUSE」であって「適職診断アンケート」ではありません。後から検索するときの言葉が、診断の名前にならない仕組みになっています。
個人情報の扱いについての基本的な考え方は、個人情報保護委員会の個人情報保護法についてのページにまとまっています。
診断で入力した内容がどこまで使われるのかは、登録の前に確認しておきたい部分でしょう。
似た形の相談事例は、国民生活センターのもうけ話に関する相談事例に並んでいました。
| 確認できたこと | 確認できなかったこと |
|---|---|
| 診断サービスの料金表と無料の範囲 | 診断結果が案内先に反映されているか |
| 2つの特定商取引法の表示の違い | 大阪の住所にある法人の登記 |
| 報酬画面の数字が合わないこと | 実際に紹介される仕事の中身 |
| 最後の案内先のドメイン | 継続率99.7%の母数 |
確認できたのは、ここまで。
診断そのものを責めるつもりはありません。ただ、案内された先で払う500円は、この診断の運営者が責任を負う範囲の外にあります。
適職診断アンケートに登録する前と後に確認すること
無料の診断だからこそ、確認する場所を間違えないこと。

| 確認する項目 | 何を見るか |
|---|---|
| 申し込む相手 | 診断の運営者ではなく案内先の会社名 |
| 案内先の特商法 | 責任者と住所が診断ページと同じか |
| 提示された金額 | 総額と支払い方法 |
| 返金の条件 | 案内先のページに書かれているか |
| 画面の数字 | 足して合うかどうか |
とくに5つ目は、その場ですぐできます。実績として出ている数字を、電卓で足してみてください。
今回のように1,000円ずれているだけでも、その画面は実際の記録ではないという結論になります。作った側にとっては細かい差でも、読む側にとっては十分な判断材料。
紹介する側と販売する側が別の事業者になる場合、それぞれに表示の義務があります。考え方は消費者庁の特定商取引法のページで確認できます。
合わない画面が出てきた時点で、その先の説明も同じ作り方だと考えたほうが安全でしょう。
実績の画面は、この手の広告でいちばん作りやすい部分。写真ではなく、あとから並べた数字にすぎません。
逆に言えば、足し算が合う実績を出しているところは、それだけで一段まともだと判断できます。
案内先に申し込んでしまった場合にやること
すでに申し込んでしまった場合も、まだできることがあります。
まず支払いの前なら、そこで止めれば損は出ません。案内された会社名と提示された金額を控えておきましょう。
控える先は、メモ帳でもスクリーンショットでも構いません。大事なのは、案内してきた相手ではなく請求してくる相手の名前を残すこと。
この2つがずれている副業では、あとで調べるときに請求元の名前だけが手がかりになります。
支払ってしまった場合、まずやるべきは決済の画面とやり取りの記録を残すこと。
カード払いなら、支払いを止められる余地が残っている場合もあります。進め方はカード会社ごとに違うので、状況を教えてもらえればLINEでお伝えしましょう。
インターネット上の取引で困ったときの注意喚起は、消費者庁のインターネット消費者トラブルに関する注意喚起にまとまっています。
同じように診断から始まる副業は、ほかにもありました。LINE診断も、3問に答えたあとで別会社の副業に案内される形。
L-診断のほうは特定商取引法の表示そのものが隠されていた点が違います。先に読んでおくと、表示がある場合と無い場合の差が分かるはず。
LINE経由で案内される副業の型そのものは、LINE副業の種類と見分け方にまとめました。
適職診断アンケートは案内先の副業に注意|まとめ
適職診断アンケートを調べた結果、診断そのものより、案内される副業のほうが問題でした。
理由は、この4つ。
- 診断は無料で、運営者情報も特定商取引法の表示も出ている
- 案内先の報酬画面は日別の金額を足すと残高と合わない
- 同じ株式会社ワイズという名前で、責任者も住所も2種類ある
- 最後に案内されるのは15万円の請求書が届く副業の広告だった
数字が合わない画面を、締めにもう一度。

5日分を足しただけで、残高を超えます。電卓ひとつで確かめられる話でした。
無料だから、と流さずにここまで確かめたのは正しい順番でした。
私も8年前、無料の診断から始まった話で、最後は借り入れの手前まで進んだ経験があります。
あのとき引き返せたのは、紹介してきた相手と申し込む相手が別の会社だと途中で気づいたからでした。
案内した人と、お金を受け取る人は同じとは限りません。
私が渡せるのは、確実に稼げる方法ではありません。
ただ、提示された条件におかしな点がないかなら、その場で見て返せます。
「案内された副業に申し込むか迷っている」
「もう支払いの案内まで進んでしまった」
どちらの方も、案内された会社名と金額を教えてください。その2つがわかれば、次に何を確かめるべきかをお伝えできます。
豊田 同じ思いをする人を、一人でも減らしたいので!
判断に迷っているうちが、いちばん動きやすいタイミングでしょう。下のボタンから一言だけでも構いません。
必ずお返事します。

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