豊田 豊田

副業ホットラインの豊田です。

今回のテーマは「山口孝志」さん。この人が教えるFXで、本当に稼げるのでしょうか。

山口孝志さんは、メール登録型の無料動画講座からFXの教材を案内している投資教育会社の創業者です。

山口孝志さんのFX講座への参加はオススメしません。

広告に出ている実績と、公になっている記録を順に書いていきます。

豊田 豊田

私も昔、副業で大きな失敗をしたことがあります。

副業ホットラインを続けているのは、私と同じ被害にあってほしくないからです。

「この副業に興味があった」「すでに登録してしまった」どちらの方でも構いません。

正しいネットビジネスの稼ぎ方もお伝えするので、いま困っていることを一行だけLINEに書いてください。

山口孝志は怪しい?評判を調べた結論

山口孝志さんのFX講座は怪しく、教材代に見合う稼ぎは期待できないので参加はオススメしません。

広告の冒頭には「絶対にお金が減らないFXトレードの公開授業」と書かれています。

産経新聞、TOKYO MXに他上場テレビも取材した、絶対にお金が減らないFXトレードの公開授業、再放送が決定!と書かれ、山口孝志の写真が載っている広告の冒頭

FXで「絶対に減らない」。この一言だけで、もう引っかかりませんか。

豊田 豊田

減らない投資なんて聞いたことがありますか。

動画を見ている途中でも、もう教材を買ったあとでも歓迎ですよ。

いま引っかかっていることを一行だけLINEに送ってください。私が調べた分をお返しします。

山口孝志とは?クロスリテイリングの創業者

山口孝志さんは、FXの教材とセミナーを売るクロスリテイリング株式会社をつくった人です。

グループの会社概要には、創業者として名前が載っていました。

グループはCross Group、所在地は東京都墨田区錦糸1-2-1、創業者は山口孝志、役員は金本浩、設立は2009年7月23日、従業員数はグループ法人全体80名と記載されたクロスグループの会社概要
クロスグループの会社概要。創業は2009年7月23日
項目内容
会社名クロスリテイリング株式会社
創業者山口孝志
設立2009年7月23日
金融庁の登録関東財務局長(金商)第2267号
業務の種別投資助言・代理業のみ

金融庁の金融商品取引業者登録一覧を開いて社名で探すと、この会社の行がそのまま出てきます。

金融庁の無登録業者に関する注意喚起のリストにも、社名はありません。

会社が実在しないという話ではありません。見るべきは、その会社を作った人が広告どおりの人物なのかという一点です。

山口孝志は現在クロスリテイリングの代表ではない

山口孝志さんの肩書きは「代表」ではなく「創業者」です。

会社概要の役員欄に載っているのは金本浩さんで、山口孝志さんの名前は創業者の欄にしかありません。

いま動いている広告のプロフィールでも、書かれているのは「クロスグループの創業者」。

現在は会員数58万人を誇る投資教育機関として創業17年を迎えている、世界9カ国にビジネスを展開しオーストラリアやバリ島などに多数の不動産も保有している、金持ち父さん貧乏父さんのロバート・キヨサキ氏の公式スポンサーを務めていると書かれた山口孝志のプロフィール

会員数58万人、創業17年、世界9カ国、ロバート・キヨサキ氏の公式スポンサー。

数字は並んでいますが、出どころはどこにも書かれていません。

あなたが払うお金を受け取るのは、広告に顔が出ている創業者ではなく会社です。

では、その創業者にはどんな記録が残っているのか。次はそこを書きます。

山口孝志は2015年に法人税法違反で在宅起訴されている

2015年3月26日、クロスリテイリングの会長が法人税法違反の罪で在宅起訴された、と時事通信が報じています。

当時この会社の会長を務めていたのが、山口孝志さんです。

先物取引の被害を扱う弁護士の研究会が、その報道を一覧に残していました。

そこに載っているのが、番号917番の記録です。

項目一覧に載っている内容
掲載日2015年3月26日
報道機関時事通信
内容東京地検特捜部が投資助言会社の会長を在宅起訴
脱税額法人税 約4,900万円
隠した所得2013年6月期に 約1億9,300万円

企画業務を外注したように装って経費を水増しし、所得を隠したとされています。

法人としての会社そのものも、あわせて起訴されました。

先物取引被害全国研究会「先物取引関連不祥事(2015.3〜2015.9)」の1ページ目に、この917番があります。

会社の公式サイトには、この年の出来事として何が並んでいるのか。

沿革のページを開くと、2015年の欄はこうなっていました。

クロスリテイリングの沿革の2015年の欄に、第六期定期株主総会、神保町へ本社移転、株式会社Asset Cube設立、インフォトップ殿堂入り達成、Youtubeチャンネル開始と並んでいる

株主総会、本社移転、子会社の設立、YouTubeの開始。

豊田 豊田

同じ年の3月の話が、会社の年表からは抜けていますね。

起訴されたあとどうなったかは公表されていません。ただこの記録があること自体は、いま無料の動画を見ている人には広告のどこからも見えません

山口孝志が当時名乗っていたのは年5,000万円のプロトレーダー

同じ記録には、当時の山口孝志さんの自称も残っています。

会社のホームページ上で「FX取引で年間5,000万円を稼ぐプロトレーダー」と名乗っていた、と書かれていました。

いまの広告のグラフと並べると、こうなります。

いつ・どこ出ている金額
2015年・会社のHP上の自称年間5,000万円
いまの広告のグラフ5ヶ月で3億5,000万円

年5,000万円を稼ぐ人、という自己紹介でした。

それが10年たって、5ヶ月で3億5,000万円のグラフに変わっています。

腕が上がったのだとしても、その間の年ごとの成績はどこにも出ていません。

数字が大きくなった理由を説明しないまま、金額だけが増えている形です。

クロスリテイリングの裁判で表に出ているのは集団訴訟の呼びかけだけ

「クロスリテイリング 裁判」で出てくるのは、判決ではなく集団訴訟の呼びかけページです。

集団訴訟プラットフォームenjinに立っていたのが、このプロジェクトでした。

現在の総被害額47,507,457円、参加者数12人、たくさんの被害者があなたの参加を待っていますと表示された集団訴訟プラットフォームenjinのプロジェクトページ

プロジェクト名は「クロスリテイリング社/PFPC(プラチナファンドパーフェクトコピー)への集団訴訟」。

総被害額47,507,457円、参加者12人と表示されています。

これまで7年間(84ヶ月)で2ヶ月しか負けがないとするファンドによるコピートレードですが1年以上のコピートレードで2ヶ月ほどしかプラスの収支になった月はありませんでした。

集団訴訟プラットフォームenjinのプロジェクト説明より

参加料金は月々20,000円、口座は最後に強制ロスカットになり約270万円を失った、と書かれていました。

売られていたのは別の商品で、いまの講座の話ではありません。

ただ、このページは呼びかけであって、判決でも提訴の記録でもありません

消費者トラブルの相談事例は、国民生活センターのもうけ話に関する注意喚起にまとまっています。

集団訴訟のページは総被害額4,750万円で止まったまま消えている

呼びかけページは、いまアクセスすると404になります。

404、お探しのページが見つかりません、アクセスしようとしたページは移動または削除された可能性がありますと表示された集団訴訟プラットフォームenjinのページ

私が中身を読めたのは、ウェブ魚拓に残っていた2025年3月時点の記録からです。

確認できたこと確認できなかったこと
呼びかけページが存在した事実訴訟が起こされたかどうか
総被害額47,507,457円の表示判決や和解の中身
参加者12人の表示参加者のその後
現在は404になっていることページが消えた理由

「裁判があった」と言える材料も、「何もなかった」と言える材料も出てきません。

裁判という言葉で心配すべき相手は、むしろ会社のほうです。

クロスリテイリングは払えなくなった側に督促状の手数料も請求する

クロスリテイリングは、教材代の支払いが止まった人への対応を公式サイトに書いています。

分割で買って入金が確認できないと、メール・電話・郵便で催促が来る、という説明でした。

料金のお支払いが滞ってしまった場合の利用制限について、悪質だと弊社が判断した場合は別途遅延損害金を申し受ける場合がございます、教材代金未払いの方に対しては弊社のプライバシーポリシーは適用いたしませんと記載されたクロスリテイリング公式サイト

書かれていたのは、この3つです。

払えなくなった側に何が起きるかを、会社が先に決めている形になります。

起きること公式サイトの記載
入金が止まる教材の利用・閲覧に制限
悪質と判断される別途、遅延損害金を請求
督促状が届く請求金額に手数料500円(税抜)を合算

いちばん引っかかるのは、「教材代金未払いの方に対しては、弊社のプライバシーポリシーは適用いたしません」の一行です。

豊田 豊田

払えなくなった瞬間に、個人情報の扱いの約束から外れるわけです。

76万円の教材を分割で買って払えなくなると、あなたはこの条件の側に立ちます。

「分割の支払いが止まっている」

「これから申し込もうか迷っている」

どちらの段階でも大丈夫ですよ。

いまどこまで進んだかを、一行だけLINEに書いてください。

同じところで足が止まった方の相談も届いているので、私が見てきた分をお返しできます。

山口孝志の手法は1回3分のスキャルピングとハイレバレッジ

山口孝志さんが教えるのは、1回3分ほどで終わるスキャルピングです。

スキャルピングとは、数秒から数分で売買を終える短期の取引のこと。

「ご用意いただくもの」の欄には「1回たった3分のスキマ時間でできます」の一行がありました。

どんなに忙しいサラリーマンでも大丈夫、いつでもすぐ利益が狙えるスキャルピングなので、1回たった3分のスキマ時間でできますと書かれた広告

用意するのはインターネットとFX口座とスキマ時間の3つだけ。証券会社の指定もありません。

無料講座の項目には、その隣に「ハイレバレッジでさらなる利益最大化へ」も並んでいます。

月利222%のトレード成績を世界初公開、1日わずか3分で資産倍増の秘密、ハイレバレッジでさらなる利益最大化へ、と並ぶ無料講座の項目

レバレッジは、手持ちより大きな金額を動かす仕組みのこと。

25倍なら、口座の40万円で1,000万円ぶんの取引ができます。

当たれば利益は25倍ですが、外れたときに減る速さも25倍です。

豊田 豊田

絶対に減らないと書いた同じ広告が、ハイレバを勧めています。

減らないと言いながら、減る速さを上げる道具を勧める。ここは説明が要る場面でしょう。

山口孝志の実績グラフは月利222%で引かれている

広告に出てくる資産のグラフは、実際の記録ではなく月利222%の複利で描いた計算です。

100万円から始めた場合のグラフには、5ヶ月で3億5,000万円と書かれていました。

100万円スタートなら…5ヶ月で3億5000万円突破!と書かれ、5ヶ月目だけが極端に伸びた棒グラフが載っている広告

100万円が5ヶ月で3億5,000万円。350倍です。

もう1枚には、1万円が9ヶ月で3億8,000万円と書かれています。

1万円スタートなら…9ヶ月で3億8000万円突破!と書かれ、9ヶ月目だけが極端に伸びた棒グラフが載っている広告

1万円が3億8,000万円。こちらは38,000倍。

この2枚から、1ヶ月あたり何倍になっているかを逆算できます。

計算する内容答え
100万円→3億5,000万円(5ヶ月)1ヶ月あたり約3.23倍
1万円→3億8,000万円(9ヶ月)1ヶ月あたり約3.23倍
3.23倍を利率に直すと月利約222%

別々に見えた2枚のグラフが、同じ月利で作られていました。

広告の項目にある「月利222%のトレード成績」と、グラフの計算がぴったり一致します。

同じ倍率を続けると、金額はすぐに現実の外へ出ていきます。

期間100万円が
5ヶ月3億5,000万円(広告の数字)
9ヶ月約379億円
1年約1兆2,757億円
2年約162京7,000兆円

2年で162京円。日本の1年間の国内総生産はおよそ600兆円なので、その2,700倍です。

内閣府の国民経済計算(GDP統計)で、日本のGDPの規模は誰でも確認できます。

9ヶ月から先のグラフは、広告のどこにも出てきません。

月利が高いこと自体を責めるつもりはありません。短い期間なら、その成績が出ることもあるでしょう。

ただその倍率が何ヶ月続くのかを書かずにグラフだけ見せるのは、話が別です。

広告と同じ取引をするには口座に60万円以上が必要

広告に載っている取引履歴は、1回あたり10万通貨で建てられています。

一覧には「わずか3か月間で11231pips 1394万円の利益」と書かれていました。

チケット番号、成立日時、取引種別、取引量などの列が並ぶ取引履歴の一覧に、わずか3か月間で11231pips、1394万円の利益と書かれている広告

日付は2023年1月から2月。3年半前の履歴で、取引量の列はどの行も1で揃っています。

ロットはFXの取引の単位で、国内の会社なら1ロット=10万通貨です。

ドル円を1ロット買うと、動かしているのは10万ドル。1ドル150円なら1,500万円ぶんになります。

これだけの金額を動かすには、担保として口座に預けるお金(証拠金)が要ります。

国内の会社はレバレッジ25倍までと決まっているので、1,500万円÷25で約60万円

通貨ペア1ロットの大きさ必要な証拠金の目安
ドル円10万ドル(約1,500万円)約60万円
ポンドドル10万ポンド(約1,950万円)約78万円

※1ドル150円、1ポンド195円で計算した目安です。

これは口座を目一杯まで使った場合の数字で、実際にはもっと必要でしょう。

「ご用意いただくもの」に書いてあったのは、ネットとFX口座とスキマ時間の3つ。この60万円は3つのどこにも入っていません

3億5,000万円のほうを裏づける履歴は、広告のどこにも載っていません。

投資の広告で数字を見るときの注意点は、金融庁の外国為替証拠金取引についての注意にもまとまっています。

「絶対にお金が減らない」と「損失を被る可能性があります」が同じページにある

申し込みボタンには「絶対にお金が減らないFXのレッスン動画」と書かれています。

緑色のボタンに、そのまま乗っていました。

緑色の申し込みボタンに、絶対にお金が減らないFXのレッスン動画を今すぐ無料0円で見てみる、と書かれている広告のフォーム

ところが、同じページの末尾には「損失を被る可能性があります」と書いてありました。

投資に係るリスクおよび手数料について、当商品は著者と同じような利益が出ることを保証するものではありません、投資は価格変動リスクを伴うため場合によっては損失を被る可能性がありますと記載された広告の注記
広告に出ている表現同じページの注記
絶対にお金が減らない損失を被る可能性があります
勝率100%ロジック利益が出ることを保証するものではありません
517戦517勝表現の受け止め方には個人差があります

法律に沿っているのは注記のほうです。

豊田 豊田

大きい文字は「絶対」、小さい文字は「保証しません」でした!

あなたが読まされる順番は、大きい文字が先で注記が後という作りになっています。

手法の名前だけでは、資金がいくら減る可能性があるのかは示されません。

その基準を知るには、有料の講座に入るしかない仕組みです。

山口孝志のメディア掲載一覧は2020年で止まっている

山口孝志さんのメディア掲載は、会社の公式サイトに一覧で出ています。

いちばん新しいものが2020年2月11日のイノーベーションズアイ新聞で、そこから更新されていません。

クロスリテイリング株式会社のメディア掲載実績として、2020年2月11日のイノーベーションズアイ新聞、2019年のFX攻略.com、2017年の日刊サイゾーが並んでいる公式サイトの一覧

広告のボタンにあった「産経新聞、TOKYO MXに他上場テレビも取材した」も、この一覧と突き合わせました。

広告の表現公式の一覧に載っている中身
産経新聞からも取材された2015年5月17日に記事掲載
TOKYO MXほか上場テレビも取材一覧にテレビ局の名前はなし
会員数58万人沿革の最新は2023年の56万人

産経新聞の掲載は11年前で、中身はインタビュー記事でした。

一覧に並ぶのは新聞・雑誌・Webのインタビューだけで、テレビ局の名前はどこにもありません。

テレビの話は、会社の沿革のほうに2つだけ出てきます。

2020年の「投資教育コンテンツのテレビ放送開始」

もう1つが2023年の「Powered by TV〜社長ご飯〜 TV出演」です。

クロスリテイリングの沿革の最後が2023年で、第十四期定期株主総会、会員数56万人突破、新卒三期生入社、Powered by TV〜社長ご飯〜 TV出演と並んでいる

どちらも番組への出演や放送で、報道機関に取材されたという書き方ではありません。

豊田 豊田

「取材した」と書いている広告と、会社自身が挙げている実績がずれています。

沿革の最後は2023年で、会員数はそこで56万人。

会社が自分で出している数字は3年前で止まっていて、広告の58万人だけが先に進んでいます。

メディアの話はここまでです。次は、実際に登録すると何が届くのかを書きます。

山口孝志の無料講座に登録するとどうなるのか

登録に要るのはメールアドレスひとつだけで、名前も電話番号も聞かれません。

いま動いている広告の入力欄が、この形です。

講義映像を送るメールアドレスという見出しと入力欄、規約に同意して山口先生の本編映像を今すぐ視聴する(無料)と書かれた緑色のボタンが並ぶ登録フォーム

ボタンの文字は「山口先生の本編映像を今すぐ視聴する!(無料)」。

ここまでは、たしかに1円もかかりません。

ただ、送信ボタンの中身には、メールアドレスのほかに9個の項目が仕込まれていました。

どの広告から来たかを記録する欄と、行き先を指す欄です。

行き先の欄に入っていたのが「kingmaker」と「berkat」という文字でした。

Kingmaker FXの特定商取引法は2枚あって、Berkat Japan名義のほうは税込217,800円です。

無料の動画講座としか名乗っていないページですが、送信先にはもうKingmaker FXの名前が入っています。

届くのは山口孝志が直接指導するという6本の講義

登録して届くのは、山口孝志さんが直接指導するという6本の講義でした。

一覧は、この並びでした。

技術習得①投資の基礎講義、②投資の大方針、③新感知ロジック、④ダブル戦術の応用方法、⑤応用編、⑥完全継承トレーニングと並ぶ動画講座の項目

①投資の基礎講義、②投資の大方針、③新感知ロジック。

④ダブル戦術の応用方法、⑤応用編、そして⑥完全継承トレーニング。

豊田 豊田

最後の「完全継承」は、有料教材の商品名にもそのまま入っている言葉です。

見出しだけが並んでいて、1本が何分なのか、いつまでに全部届くのかは書かれていません。

広告の中で先に見られるのは勉強会の抜粋だけで、本編は登録しないと見られない作りです。

動画のあとに何を案内されるか

動画をメールで配ったあと、LINEの登録を案内される、と複数の検証サイトが書いています。

「山口孝志【Kingmaker】」というアカウントが届くとのことです。

そのあとは数日かけて案内が続き、最後に有料の参加費が出てくる流れになるようです。

私のLINEにも、無料の動画だけのつもりが有料の案内まで進んでいた、という相談が届きました。

無料で受け取れるのは動画までで、金額が出てくるのはその先という順番になります。

では、その金額はいくらなのか。特定商取引法の表記から拾いました。

山口孝志のFX教材の料金は19万8,000円から76万7,800円

山口孝志さんの会社が売っているFX教材は、税込19万8,000円から76万7,800円まで並んでいます。

Kingmaker FXは、その階段のいちばん下の段です。

特定商取引法(ネット販売のルール)のページを実際に確認したところ、税込19万8,000円と出ていました。

販売価格180,000円(税込198,000円)、販売価格以外の必要料金はその他の必要料金なし、申込方法はWeb上のお申し込みフォームと記載されたクロスリテイリング株式会社の特定商取引法に関する表記

商品名の欄は「【特別割引】Kingmaker FX」でした。割引前の価格はどこにも出てきません。

同じ会社の他の教材も、同じ場所で価格を確認できます。

販売価格698,000円(税込767,800円)と記載された、同じ会社が売る別のFX教材の特定商取引法に関する表記
商品名販売価格(税込)
【特別割引】Kingmaker FX198,000円
金 山〜KIN-ZAN〜327,800円
KING BILLIONAIRE CLUB437,800円
FX奥谷塾767,800円

同じグループの奥谷隆一のFX講座も調べましたが、返金の条項はほぼ同じ文面です。

売る商品と講師が変わっても、契約の中身は共通の書式で作られています。

19万8,000円という金額そのものは、FXの教材として珍しい水準ではありません。

問題は、払う前に手法の中身と負けたときの下げ幅を確かめる手段がないという点です。

Kingmaker FXの特定商取引法は2枚あり名義で19,800円変わる

同じKingmaker FXの表記が2枚あって、売っている会社の名義が違うと金額が変わります。

名義商品名販売価格(税込)
クロスリテイリング【特別割引】Kingmaker FX198,000円
Berkat Japan山口孝志・完全継承プロジェクト『Kingmaker FX』217,800円

差は19,800円。安いほうの商品名にだけ「【特別割引】」が付いています。

購入前の相談窓口の電話番号は、どちらも03-5244-5344で同じでした。

豊田 豊田

どちらの入口から入ったかで、払う額が変わる作りです。

同じ教材で2万円近く変わるのに、どちらの側に入るかを自分では選べません

Kingmaker FXの返金保証はツールを導入できないときだけ

返金保証は付いていますが、使える条件はかなり限られています。

条件は「遠隔サポートを3回使ってもツールの導入が完了できない場合」と書かれていました。

返金保証条件として、遠隔サポートサービスを3回使用してもツールの導入が完了できない場合、ご参加から60日間、参加費用を全額返金いたしますと記載された特定商取引法の表記

言い換えると、ツールが動いてしまえば返金は受けられません

起きたこと返金されるか
ツールが導入できない60日以内なら全額返金
ツールは動いたが減った対象外
内容が想像と違った対象外
続ける気がなくなった対象外

同じ表記にはクーリングオフの適用外とも書かれています。ネット販売なので、これは法律どおりです。

通信販売の返品や解約の決まりは、消費者庁の特定商取引法ガイド(通信販売)で確認できます。

「19万8,000円を出すか迷っている」

「もう決済してしまった」

どちらでも構いませんよ。

いま迷っていることを、一行だけLINEに送ってください。

このグループの教材は返金の書き方が商品ごとに違うので、私が読んだ分と並べてお答えしますね。

山口孝志の評判を探して見つかった声

山口孝志さんの評判を探しても、教材を買って稼げたという報告は見つかりませんでした。

出てくるのは集団訴訟の呼びかけと、広告に載っている勝率の話ばかりです。

勝率100%ロジックの意外な正体、FXで手に入る自由なライフスタイルとは、と並ぶ無料講座の項目

勝率100%ロジック、という言葉が無料講座の項目に置かれています。

私のLINEにも、この講座について同じような相談が届いていました。

無料の動画を3本見ただけのつもりが、そのあと毎日メールが来るようになりました。最後に19万円の案内が来て、いま返事を止めています。

LINE相談者さんより

分割で申し込んだのですが、途中で払えなくなりそうです。督促の連絡が来たらどうなるのか不安で調べていました。

LINE相談者さんより

※相談者さんには許可を得て掲載しています。

2件目の不安については、公式サイトを開けば答えが書いてありました。

会社の側にも、評判をめぐって言い分があります。

公式サイトには「弊社、もしくは弊社の関連会社を名乗る者からの勧誘」への注意喚起が出ていました。

自社を装う相手がいることは、会社自身が公表しているわけです。

調べても良い評判が1件も出てこないこと自体が、19万8,000円を出す前に知っておく材料です。

山口孝志の評判は良いとは言えない|まとめ

山口孝志さんのFX講座は、払った教材代に見合う稼ぎが期待できないのでオススメしません。

理由は次の4つです。

  • 2015年3月26日に法人税法違反で在宅起訴された記録が残っている。所得約1億9,300万円を隠したとされる内容
  • 広告のグラフは月利222%で引かれた計算の絵。3億5,000万円を裏づける取引履歴は載っていない
  • 「絶対にお金が減らない」と「損失を被る可能性があります」が同じページにある。しかもハイレバレッジを勧めている
  • 返金保証はツールを導入できないときだけ。払えなくなると督促状の手数料500円まで請求される

広告に並んでいた517戦517勝も、その記録がどこにあるのかは出てきません。

山口孝志の評判は怪しい?クロスリテイリングの裁判を調査

517回のトレードで、負けが1回もない計算になります。

数字だけが大きくて、それを裏づける記録が付いてこない。今回はその形でした。

私も今でこそ、広告を見れば危ない匂いが分かるようになりました。

ただ副業を始めたころは、月利の数字だけを見て情報商材を買い、借金を抱えたことがあります。

家族のために収入を増やしたい、その気持ちだけが先に走っていました。

豊田 豊田

焦っているときほど、大きい文字しか目に入らないんですよね。

同じ失敗をしてほしくない。その思いで、このサイトを続けています。

ただ、「この講座は怪しい」と分かるだけでは、手元のお金は増えませんよね。

大事なのは、怪しいものを避けたあとで、続けられるものを選べることです。

私のLINEでは、こうして調べた結果や、私がいま自分の手で続けている副業をお伝えしています。

山口孝志さんの話でなくても構いません。

いま気になっている副業や投資の名前だけ、LINEに送ってください。

私のほうで中身まで見たうえで、お返事しますね。

副業のことでも、お金の不安でも、聞きたいことがあれば何でも受けます。

いま聞きたいことがなくても、登録だけしておいてもらえれば大丈夫です。

新しい商材の話や、金額の作りが気になる広告を見つけたときに、こちらからお送りします。

豊田 豊田

どんな些細なことでも、必ず返信します(^^)

一行で十分ですよ。いま困っていることを、そのままLINEに書いてください。

読んだ順にお返事を書いていきますね。