副業ホットラインの豊田です。

合同会社dotnetの「次世代スマホワーク」という副業について。

広告を見つけたところから、電話で説明を受けるところまで、実際にたどった順にそのまま記録します。

この副業名で検索して、ここに来た方も多いはずです。

豊田 豊田

広告には「令和の働き方革命」「最短、即日報酬可能」と書かれています。

次世代スマホワークは、登録前に立ち止まるべき副業だと判断しました。

結論だけ知りたい方は、ここまでで大丈夫でしょう。

理由は、順番通りに説明します。

合同会社dotnetの次世代スマホワーク、広告で感じた最初の違和感

「令和の働き方革命」「使っていくのはスマホだけ!」「未経験・初心者OK」。

広告ページを開いて、最初に目に入ったのはこの3つでした。

「令和の働き方革命 次世代スマホワーク」と書かれた広告ページのトップ画面。スマホを持った男女4人の写真とともに、参加フォームへのボタンが並んでいる

見ての通り、書かれているのはキャッチコピーだけ。

豊田 豊田

スマホだけで、という言葉には、正直心が動きます。

何をして報酬を得るのか、肝心の中身はどこにも書かれていません。

そのままページの最後まで進むと、申込フォームがありました。

氏名・ふりがな・LINE名・電話番号。

条件は20歳以上であることだけです。

作業内容も料金もわからないまま、個人情報の入力欄だけが先に用意されている。

副業を始めるかどうかは、本来「何をして」「いくら払って」「いくら戻ってくるのか」の3点がわかってから決めることでしょう。

次世代スマホワークは、この時点で3つとも書かれていませんでした。

合同会社dotnetの次世代スマホワーク、LINE登録直後に届いたメッセージ

フォームを送信すると、LINEの友だち追加画面が表示されました。

豊田 豊田

まず、誰から連絡が来るのかを確認します。

表示されたのは、「なぎさ」という名前のアカウント。

「なぎさ」という名前のLINEアカウントの友だち追加画面。プロフィール画像には海辺で親子が写っている

プロフィール画像には、海辺で親子が写っている写真が使われていました。

友だち追加をすると、すぐにメッセージが届きます。

LINE追加直後に届いたメッセージ。子育てをしながら副業をしているという自己紹介と、参加枠が埋まりやすくなっているという案内が書かれている

「子育てしながら副業している【なぎさ】です」という自己紹介のあと、「今、参加枠が埋まりやすくなっているため」という一文が続きました。

まだ何も説明を受けていないのに。

豊田 豊田

内容より先に、急かされました。

不自然なのは、この順番です。

説明より、急かすほうが先。

合同会社dotnetの次世代スマホワーク、申込フォームで見せられた「あなた専用」

続けて届いたメッセージには、申込フォームへのリンクが貼られていました。

お申し込みフォームへの案内メッセージ。宛名入りに見せる専用フォームの文言とともに、広告ページと同じURLが貼られている(名前部分はモザイク処理済み)

「(個人名)さん専用 お申し込みフォーム」。

宛名入りに見せる文言が添えられていました。

ただ、リンク先は最初に見た広告ページと同じURLです。

個別に用意されたように見せているだけで、誰に対しても同じ内容が送られている定型文でしょう。

さらに、「新規スタート応援」として特典が案内されました。

「新規スタート応援」として、解約金なし・最大3万円プレゼント・手順書無料をうたうメッセージ

解約金なし、最大3万円プレゼント、手順書は無料。

無料・プレゼントという言葉が続くと、つい安心しそうになります。

ただ、何のための3万円かも、手順書の中身も、この時点ではまだ何も明かされていません。

この先どうなるのか、実際にフォームへ進んでみます。

合同会社dotnetの次世代スマホワーク、スタートブック購入後に聞いた電話の中身

先ほどの宛名入りフォームから、そのまま申し込みへ。

お申し込みフォームへの案内メッセージ。宛名入りに見せる専用フォームの文言とともに、広告ページと同じURLが貼られている(名前部分はモザイク処理済み)

このフォームの先にあったのは、1,980円の「スタートブック」という電子書籍でした。

豊田 豊田

金額だけ見れば、大きな負担ではありません。

ただ、話はここで終わりません。

スタートブックを購入したあと、電話で説明を受ける案内が来ます。

電話で案内されたのは、15万円から500万円近くまで幅のあるプラン。

「すぐに取り返せるから大丈夫」という言い方で、背中を押されたとのこと。

1,980円は、あくまで入り口に過ぎません。

「すぐに取り返せる」という言葉に、具体的な根拠は示されていません。

回収できる保証がないのに、不安だけを打ち消しにきています。

料金に見合う中身があるかどうかは、この時点でもまだ誰にも判断できないでしょう。

広告にもLINEのやり取りにも、作業の具体的な中身が一度も出てこないからです。

ここまでで確認できたこと
  • 広告とLINE、どちらにも作業内容と料金の具体的な説明がない
  • 1,980円のスタートブック購入後、電話で15万〜500万円近いプランへ案内される
  • 「すぐに取り返せる」という説明に、具体的な根拠は示されていない

国民生活センターにも、安価な入り口の商品をきっかけに電話勧誘を受け、高額な契約に進んでしまったという相談が寄せられています。

低額な入り口から始まり、電話で段階的に高額なプランへ案内される。

副業や投資のトラブル相談で、繰り返し見られる形です。

合同会社dotnetの運営実態、電話のあとに確認した中身

電話のあと、特定商取引法(ネット販売のルール)のページを見ると、運営会社は合同会社dotnetでした。

価格の記載も探しましたが、金額は書かれていませんでした。

運営責任者は、廣川千優さんという名前で登録されています。

項目内容
事業者名合同会社dotnet
運営責任者廣川千優
所在地東京都中央区日本橋兜町17-2 兜町第6葉山ビル4F
電話番号050-8880-2897
メールアドレスinfo@dotnetllc.com
豊田 豊田

所在地は、実際に調べておきたいところです。

この住所を検索すると、「METSバーチャルオフィス日本橋兜町」というバーチャルオフィスのことでした。

特定商取引法に基づく表示ページ。運営責任者は廣川千優、所在地は東京都中央区日本橋兜町の住所が記載されている

法人登記が可能なプランは月額1,430円から。

同じ住所には、別の合同会社も登記されていました。

複数の法人が同じ部屋に登記できる、典型的なバーチャルオフィスの住所でしょう。

バーチャルオフィスを使うこと自体は、珍しくありません。

ただ、この住所だけを見て「本社」と受け取ってしまうと、実態とは違う印象を持つことになります。

続けて、返金についても見てみました。

返金保証に関する注意書き。収益が1円未満の場合のみ返金対象になると書かれている

対象になるのは「収益が1円未満」の場合のみ。

しかも、スクリーンショットを添えた審査が必要とのこと。

1円以上の収益が発生した時点で、対象外になります。

実質的にほとんど機能しない返金保証でしょう。

サービスの効果についての記載もありました。

不保証の項目。本サービスの再現性や効果は個人差があり、必ずしも効果が保証されるものではないと明記されている

再現性や効果には個人差があり、必ずしも保証はしない、とのこと。

運営会社の公式サイトも見てみると、初期設定のままのWordPressサイトで、事業内容の説明は見当たりませんでした。

高額なプランを案内する一方で、効果は保証しない。

その立場を、運営側自身がすでに示していることになります。

合同会社dotnetが運営する次世代スマホワーク、口コミ・評判を調べた結果

最後に、次世代スマホワーク、あるいは合同会社dotnetについて、ネット上で口コミや評判を探しました。

豊田 豊田

やってみた方の感想は、気になるところだと思います。

結果、口コミや体験談は1件も見つかりませんでした。

ネット上で見つかる情報は、今のところ「なぎさ」から届いた、最初の自己紹介くらいのもの。

LINE追加直後に届いたメッセージ。子育てをしながら副業をしているという自己紹介と、参加枠が埋まりやすくなっているという案内が書かれている

第三者の声どころか、運営側の説明自体もこの程度の分量しかありません。

広告にSNS経由で接触したという情報もあり、まだ新しく展開が始まった副業でしょう。

口コミがないこと自体は、詐欺だという証拠にはなりません。

ただ、判断材料になる第三者の声がまだ無い段階で、高額なプランまで案内される。

その構造だけは、知っておいたほうがいいことです。

合同会社dotnetの次世代スマホワークは副業詐欺?|まとめ

広告を見つけてから電話の説明を受けるまでを、順番に確認してきました。

合同会社dotnetのこの副業を詐欺と断定はできません。

ただ、少なくとも登録前に内容が説明できる状態ではないでしょう。

作業内容も料金も登録前にはわからず、電話で初めて15万〜500万円近いプランを案内される副業です。

今回確認できた注意点
  • 広告とLINE、どちらにも作業内容と料金の具体的な説明がない
  • 1,980円の購入後、電話で高額なプランへ案内される
  • 返金保証は「収益1円未満」のみが対象で、実質使いにくい条件
  • 所在地はバーチャルオフィスで、公式サイトにも事業内容の説明がない

改めて見ると、特定商取引法のページに書かれていた所在地が、今回の判断の裏づけの一つになっています。

特定商取引法に基づく表示ページ。運営責任者は廣川千優、所在地は東京都中央区日本橋兜町の住所が記載されている

ここまで検索して確認しようとしたこと自体、間違っていません。

契約や支払いの前に、もう一度条件を読み直してください。

私自身、8年前に「初期費用0円」という副業に申し込んだことがあります。

消費者金融での借り入れを勧められる直前で、引き返しました。

豊田 豊田

同じ思いをする人を、一人でも減らしたいので。

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